ウワーッ
なちこです。
これからたまーに、
職場で出合ったおもしろい本を
紹介していこっかな〜と思います。
自分で本屋や図書館に行っても、
絶対に出合わない・選ばない・
偶発的に出合えるのが、司書の役得のひとつなんですよ😁📖
今回紹介する本は、
古書店経由で購入された古い本。
検索用のデータベースに登録する作業
(「目録作成」とか「書誌登録」とか言います)を
してる時にたまたま手にしました。
ま、目録作成は日々の業務なので、だいたいこのパターンです。
昭和28年の、警察の、拳銃射撃訓練の教本でした。
ピストルの教本なんて、普段見る機会ないやん!?
興味しんしんでページをめくっちゃったよね!!笑
銃の取り出し方とか
撃ち方はもちろんのこと、
手元に見ずに弾を込める
(夜間や、犯人から目を離せない時など)とか
呼吸の止め方なんかも載っている……!(おもろい!)
右手が負傷した場合に備えて
左手でも右手と同じように打てるようにしておけ、とか
装てんしてある弾薬の数を必ず把握しておけ、
最終的には残りの弾数が勝負を分けることがほとんどだ、とか。
なるほど!
そういうことも全部指導されているのか…!と、
なんか目からウロコ感満載。
自動車で逃走する凶悪犯に対する場合
発砲するような事態になった時に、お互いの弾が当たらないよう
全員、片側から近づくべきで、包囲はしない、とか
勝手がわからない土地で
走っている犯人を追跡するときは、
(見えない溝や 滑りやすいところなどを避ける)
走りながら撃たない、
撃つときは止まって照準を合わせてからとか
犯人が逃走をやめて停止したときこそ、
油断するな、
子どもの頃から
刑事ドラマで何気なく見ていた、
刑事さんたちの一連のかっこいい所作も、
自然にできるようになったわけじゃなくて、
ぜんぶ訓練の賜物なんだなー
って思ったよね😚
ていうか、こういうことって、
なんとなく先輩から後輩に
口伝でレクチャーされていくようなイメージがあったから、
ちゃんと教本になって、テキストとしてまとめられていることが
なんか新鮮だったというか。
そして、警察官て、本当に危険な仕事なんだな……って
改めて思いました。
「世の中には、こんな本も存在するんだな〜」っていう、
思いもよらない出合いはほんまに楽しいですよ。
また、なんかあったら書きまーす📚